新しい論文誌(研究会論文誌)の編集について  [Back to 編集にあたって]
情報処理学会 「情報処理」第39巻第5号 会告より

新しい論文誌(研究会論文誌)の編集について

 社会の情報化が急速に進展するなか,本学会は情報処理の学術,技術に関わ る専門分野から学際分野までの研究・開発・調査を支援する重要な役割を担っ ています.今日の情報学術,技術の急速な進歩や分野の拡大に対処するため, 迅速に新しい分野をカバーする研究会や研究グループ活動の強化,新しい多様 な価値観の導入など,本学会に対する期待も急速に変化・拡大しており,速や かな対応が求められています.
 このような状況に対応するため,本学会では,新しい論文採録規定の創成に 向けてまず論文誌に,メタレビューア制度,ゲストエディタ制度,研究会推薦 論文制度というような改革を行ってきました.
 さらに,急速に拡大,多様化する各種研究分野での価値ある研究をタイムリー に公表するため,現行の論文誌に加えて,研究・開発・調査の最前線において 活動を展開している研究会,研究グループが主体となって複数の新たな論文誌 (研究会論文誌)を編集することになりました.詳細については,会誌2月号 をご参照ください.
 会員の皆様には各研究会論文誌に明記されている研究分野,査読方針などを ご参照のうえ,現行の論文誌,または適切な研究会論文誌にご投稿いただくこ とになります.会員各位のご理解とご協力をお願いいたします.
 なお,現行の論文誌の和名,英名,投稿要領などに変更はありません.


[研究会論文誌の概要]

  1. 名称は,「情報処理学会論文誌:サブタイトル(Information Processing Society of Japan Transactions on サブタイトル)」とします.
  2. 研究会論文誌ごとに研究会論文誌編集委員会を設置します.複数の研究 会が合同で研究会論文誌編集委員会を構成する場合もあります.
  3. 研究会論文誌ごとに研究会論文誌編集委員会委員名簿,編集方針(研究 分野,論文の形式,査読基準,査読方法,投稿方法など),具体的な編集方法 などを公表します.
  4. 情報処理学会の会員以外の投稿も認めます.
  5. 研究会論文誌は著者が用意した原稿から直接写真製版して印刷します. 研究会論文誌編集委員会が指定する書式にしたがって原稿を作成してください.
  6. 掲載された論文の著者は,それらの別刷を100部以上購入しなければなり ません.
  7. 研究会論文誌の購読を希望する場合には,研究会登録申込書により,当 該研究会論文誌を編集する研究会論文誌編集委員会の母体研究会にご登録くだ さい.研究会論文誌編集委員会を構成する母体研究会が複数の場合にはその内 のいずれかの研究会にご登録ください.
  8. 掲載された論文は,情報処理学会論文賞の対象となります.論文の著作 権は本学会に帰属します.