2007年8月改訂
編集責任: 「情報処理学会論文誌:データベース」(電子情報通信学会データ工学研究専門委員会共同編集)編集委員会
(委員会構成母体:情報処理学会データベースシステム研究会,情報処理学会情報学基礎研究会,電子情報通信学会データ工学研究専門委員会)
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氏名
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所属
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共同編集委員長 |
森嶋 厚行 |
筑波大学 |
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木俵 豊 |
情報通信研究機構 |
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野本 忠司 |
国文学研究資料館 |
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幹事(副編集委員長) |
片山 薫 |
首都大学東京 |
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中島 伸介 |
京都産業大学 |
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幹事補佐 |
横山 昌平 |
静岡大学 |
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豊田 正史 |
東京大学 |
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編集委員 |
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TOD編集委員会へのご連絡は
へお願いします。
- 諸規定について
「情報処理学会論文誌データベース(TOD)」[IPSJ Transactions on Databases (TOD)]の諸規程は,以下で特に明記しない事項については情報処理学会論文誌[IPSJ Journal] に準拠します.
- 対象とする分野
TOD は情報の本質や特徴,利用の効果といった基礎的な分野と,情報のデータ化や蓄積およびアクセス方法,各種応用システムの構築といった処理技術に関する分野の論文を専門に扱う論文誌です.たとえば,ACM Trans. Information Systems, ACM Trans. DatabaseSystems,IEEE Multimedia, IEEE Trans. Knowledge & Data Eng. で扱う範囲を統合したような分野を想定しており,上記分野に興味をお持ちの会員の皆様に対して,最新の研究論文やサーベイ論文をまとまった形でお届けします.この論文誌は一連の学会改革の方向に沿ったもので,時代に即した新しい価値を創造し,研究会の活性化に資することを目的に,1999 年2 月の創刊以来,研究会活動の一環として質の高い論文を集録して継続的に発行しています.特に,
データベース,情報検索,情報コンテンツに関する基礎,情報形成・処理・利用の方法を中心とする論文誌の実現
研究発表会などの研究会活動と連動し,研究会活動の活性化を目的とした,会員ニーズ/社会動向に機動的に対応する論文誌の実現
サーベイ論文,事例・実践論文,作品・デザイン論文などの掲載を通じた,論文誌と
しての新しい価値の創出
を狙いとしています.主なテーマは次のとおりです.
* 情報の表現,分類,利用
情報の生成・発見,表現・識別,分類・組織化,流通および利用の効果など.
* モデリング・言語
データモデル,データベース設計,データベース言語,構造化文書用言語など.
* 情報システム技術
データベース管理システム,動画像検索,コンテンツ流通・管理,Webとデータベース統合,検索エンジンなど.
* 高度応用
地理情報システム,空間データベース,電子図書館,科学データベースなど.
- 編集方針
1. 各号ごとに,論文投稿締切,査読結果通知期限,論文誌発行予定日を公開いたします.これにより,論文投稿者の皆様には,論文投稿計画が立てやすくなるというメリットをご提供できると考えております.具体的なスケジュールについては,TOD のホームページ(
http://ipsjtod.cse.kyoto-su.ac.jp/) をご参照ください.
2. 毎号,「編集にあたって」という巻頭言形式で,共同編集委員長名で,編集の主旨を掲載します.
3. 論文形態につきましては,研究論文,サーベイ論文,最新技術の応用事例やソフトウェア・データベースの実装などにかかわる「事例・実践論文」,データベースにかかわる作品を論文の形式で表現した「作品・デザイン論文」といたします.どの区分とするかは,基本的には投稿時に著者が指定します.
4. 論文はその種類を問わず査読を経て「採録」となったものを掲載いたします.査読結
果は,採録,条件付き採録,不採録の3 種とします.条件付き採録の場合には,その条件が満足されるように修正された原稿が指定の期限までに再提出された場合には採録とします.ただし,最終的には,修正後の再提出論文が採録レベルに達しているかどうかを判断基準とします.
5. 本論文誌に投稿された論文に対して,担当編集委員が決定すると,その担当編集委員
名は投稿者に開示されます.さらに,投稿論文が採択された場合,論文掲載時に担当編集委員名を明記します.
6. 論文の言語は日本語または英語とします.
7. 論文の長さには特に上限は設けませんが,標準刷上ページ数8 ページを目安としま
す.なお,ページ数に応じて掲載料が変わります.詳しくは「
論文誌(トランザクション)執筆案内」をご参照ください.
8. 規定のフォーマットで論文の長さが16ページ以上となる場合は、その理由が簡潔に説明された理由書を論文と合わせて提出して下さい。理由書のフォーマットはありませんが、対象論文のタイトルと著者名を忘れずに記載して下さい
9. 本編集委員会の活動に関して勧告・提言を行うアドバイザリー委員会を併設します.この委員会の監視により,本論文誌の客観性や中立性を維持し,つねに論文の質の向上をはかる体制の実現を目指します.
- 査読基準
査読基準につきましては,情報処理学会論文誌編集委員会の「
論文査読の手引き」に原則的に従ったものとしますが,以下の視点をより重視することで,本論文誌の狙いを達成します.
研究論文
多様化する価値観,および,急激に変化する時代ニーズに即応するため,アイデアに独創性の認められる萌芽的な論文やデータベース技術の新たな応用分野,情報コンテンツにかかわる斬新な技術や表現を開拓する論文は,体裁や定量評価不足などの議論に終始することなく,その技術の将来性(社会生活,文化,産業界へのインパクト)を勘案し積極的に採用します.
サーベイ論文
著者独自の整理・分類・展望が入った形で書かれたサーベイや解説は,技術アーカイブとして学会や産業界へのインパクトも強く,また,新たな方向性の提示による研究分野のリードの効果も有するため,その価値を積極的に認めて論文として採用します
事例・実践論文
最新技術の応用事例やソフトウェア・データベースの実装などについて述べた論文,特に,最新技術を大規模または実践的システムに適用したことにより得られた知見などを有する論文は,その産業界や社会生活へのインパクトを勘案し論文として採用します.
作品・デザイン論文
学会論文誌としての新たな時代の価値観の創造への挑戦として,データベースにかかわる作品的なシステムやコンテンツのデザインを論文として表現したものを積極的に採用します.この種の論文は,情報の概覧(ブラウジング)・探索・検索や情報空間の視覚表現を目的とする作品やデザインを論文として表現したものであり,新規性や有効性の高いものを積極的に採用します.たとえば,デジタルライブラリや電子モールなどの作品・デザインがこれに該当します.
評価基準については研究会や研究会ホームページ,メーリングリストなどを通じて公開された議論を行い,適宜適正化を図っていきます.
- 投稿手続き
1.
論文募集は原則として年4回行っています.投稿者は,論文募集スケジュール(トップページ参照)に従って,アブストラクト投稿ページより,論文のアブストラクトを編集委員会に送信してください.そして,編集委員会から送られる受領確認メールの指示に従って,PDF形式の論文原稿をアップロードしてください.Webページからのアップロードが困難な場合は、電子メールや郵送による投稿も受け付けています.詳細は,Web サイトの投稿要領ページをご参照ください.
2. アブストラクト投稿後は,真にやむをえない場合を除き,査読のどの段階においても著者(共著者を含む)を変更することはできません.万が一,著者の変更を希望する場合は,その理由を担当編集委員および共同編集委員長にご連絡ください.無断で著者を変更された場合は,採録の取り消しもあり得ます.
3. 採録判定は,すべて公開したスケジュールに基づいて行われます.投稿が受け付けられた論文は,担当の編集委員により,投稿論文に対する査読者(通常2 名)の決定,査読者への査読依頼,査読結果のメタレビューおよび採否の決定,採否通知まで行われます.
4. 採録決定後は,学会事務局の指示に従い,印刷用最終原稿を本論文誌の指定する締切日までに指定されたフォーマット(原則としてLATEX ファイル)で提出してください.
5.
査読中の論文に関わる問合せは,論文に誤りがあった等特別な事情の無い限り,原則として受け付けられません.編集委員からの問い合わせ等に基づく返答以外については,TOD幹事団へご連絡ください.
- その他
6.1.ホームページ
本論文誌の投稿手順,特集号の論文募集や各共同編集責任研究会の計画は,以下のホームページをご参照ください.
◆情報処理学会論文誌データベース(TOD)
◆論文誌(トランザクション)執筆案内
◆情報処理学会データベースシステム研究会(DBS)
◆情報処理学会情報基礎とアクセス技術研究会(IFAT)
◆電子情報通信学会データ工学研究会ホームページ(DE)
投稿に関する規程類やスタイルファイルなども,ここから取り出すことができます.研究会・専門委員会ホームページには,研究発表会の予定や発表申込に関する情報が含まれています.
6.2.巻・号の標記について
巻(Vol番号)の標記
2008年4月から情報処理学会の論文誌体制が刷新されたことにともない,2008年に発刊される本論文誌の巻はVol. 1 と標記することにいたしました.このVol番号は,毎年1 ずつ増加していきます.
号(No.番号)の標記
各年において,本論文誌の発行順に通し番号をつけたものが,本論文誌の何号かという標記になります.
通番(TODxx)による標記
歴史的な経緯により、査読プロセス(投稿から採録まで)では創刊号を1とした通番を利用して表記する場合があります.例えば2010年03月発行のVol.3 No.1はTOD45と表記されます.
- 過去の記事
電子情報通信学会データ工学研究専門委員会による「情報処理学会論文誌:データベース」への共同編集参加開始について
創刊号巻頭言
情報処理学会「情報処理」第39巻第5号
会告より